走行車線から逸脱したドライバーに危険を知らせる交通事故防止技術

概要

「あんしんバリアー工法」とは、走行車線から逸脱したドライバーに危険を知らせる、「微振動(バイブレーション)機能付の側溝」を用いた「交通事故防止技術」です。
居眠り運転や脇見運転で車道を逸脱した車両が歩道に近づいた時、「運転者に微振動で注意を促す」優れた工法です。しかもこの機能付加に要する経費は全く発生しない画期的な「コスト縮減工法」です。
あんしんバリアー工法研究会はこの画期的な微振動機能付きの側溝を全国に普及する目的で設立された団体です。日本中から悲惨な交通事故を1件でも減少させるため、普及に取り組んでおります。

新設の道路側溝に設置できる「交通安全対策」

居眠りやわき見運転で車道を逸脱したドライバーに、微振動で注意を与える事により「歩行者の安全向上に大きな効果」を発揮します。
大型トラックや四輪駆動車、時には普通乗用車でも、縁石ブロックを乗り越える事故が少なくありません。通学道路へ設置することで、ドライバーのうっかり運転による「子供達の悲惨な交通事故」を減らすことができます。

新設の道路側溝に設置できる「コスト縮減工法」

これから施工される側溝を「微振動(バイブレーション)機能付の側溝」にするだけで良く、価格増が全く発生しない「コスト縮減工法」です。
本体と一体化されたわずかな突起構造のため磨耗が無く、設置後は維持管理費が全く掛らない「メンテナンスフリー工法」となります。
現在全国で販売されている「ほとんどの側溝に採用」する事ができます。

 

「あんしんバリアー工法」の類似工法(1)「高視認性区画線」について

  • 「高視認性区画線」のリブ(ライン上に約6mmの突起)の形状は、長方形や円形、ランダムな模様などメーカーにより様々なタイプがあり、中央ラインや歩道側に全国で一般的に施工されているのは周知の通りです。
  • リブ式を実施した現場の交通事故の発生状況は、事故が施工前に比べて激減、半減したとの新聞記事が多く掲載されています。その結果、施工実績も経済的に許させる範囲でますます増えており、既に社会から認知されている工法です。
  • 「高視認性区画線」は前述のとおり、今では交通安全対策になくてはならないものになっています。現在高速道路や一般道でも路肩や歩道側に設置されている場所が数多くみられ、その施工は数千kmに及ぶと思われその普及ぶりがうかがわれます。
  • 「あんしんバリアー工法」は単独で使用できることは勿論ですが、「高視認性区画線」と併用する事で交通事故をさらに減らす大きな効果が期待されます。

 

「あんしんバリアー工法」の類似工法(2)「ランブルストリップス」について

  • 北海道では交通安全対策として「ランブルストリップス」という正面衝突事故対策工事が多く施工されています。その距離は既に1000kmにも達しています。その結果、事故がほぼ半減したとの報告があります。
  • これは舗装路面の中央ラインや側道にカマボコ状に12mmの凹(ヘコミ)形状を削るものです。目的は居眠りやよそ見をしているドライバーがその上を走行した時、正規の走行車線を逸脱していることを振動や音で知らせ事故を回避する有効なシステムです。
  • 舗装面を掘削するだけなので費用対効果が高い上、路面から突出していないため、除雪車(グレーダー)で削り取られる心配も無く、特に降雪地域において非常に優れた工法となっています。
  • 「ランブルストリップス」はNETIS推奨工法の第1号に認定されています。
  • 「あんしんバリアー工法」は単独で使用できることは勿論ですが、「ランブルストリップス」と併用する事で交通事故をさらに減らす大きな効果が期待されます。

 

参考 独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所

写真:wikipediaより

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